劇団東京ヴォードヴィルショー第76回公演【狐と南吉】

◆公演内容
新美南吉氏の一生をたどりながら、生きるとは何なのだろう？！
人生の喜びとは何なのだろうという事にせまる演劇を、笑いの要素は勿論、
昔懐かしい和風音楽を交え、和風ミュージカル風に仕上げます。

◆あらすじ
昭和6年。代用教員となった18歳の南吉は、生徒たちに自作童話「ごんぎつね」を語って聞かせる。評判は上々だったが病弱な南吉は「才能を発揮し命を燃やし尽くしたい」という大志と「いや、何者にもなれず若死にするだろう」という臆病が葛藤する面倒な青年だった。心の中ではお喋りな狐が相談相手だ。上京、挫折、恋、破談‥。笑顔と涙を繰り返す南吉を狐はからかい、励ます。やがて戦時、童話集を出すチャンス到来。時代は戦争に陶酔したが南吉は童話を書きながら、いのちの愛おしさに陶酔しようとした。